酵素ドリンクには効能があるって本当?効果的な取り入れ方と選び方

酵素ドリンク 効能
酵素ドリンクの選び方

「酵素ダイエット」が雑誌やSNSなどで話題になっているように、酵素ドリンクを美容と健康のために活用している女性が増えています。
特にダイエット効果や便秘解消、冷え性の改善など様々な効能を期待して飲まれている人が多いようです。

しかし、本当に酵素ドリンクには効能効果があるのでしょうか?
間違った解釈のまま何となく飲んでいては効果も薄れてしまいます。
そこで今回は酵素ドリンクの効能効果、正しい酵素ドリンクの選び方と活用法についてご紹介します。

酵素ドリンクに効能はあるのか?無いのか?

巷では酵素ドリンクが「〇〇に効く」といった話題が尽きませんが、残念ながら酵素ドリンクを飲むだけで「病気が治る」、「シミが消える」、「簡単に痩せられる」といった劇的な効果を期待してはいけません。
あくまでも酵素ドリンクは栄養補給の補助やファスティング中の食事の代わりとして活用できる飲み物なので過剰な期待は禁物です。

しかし、全く効果がないのかというわけではなく、健康効果を期待できる高栄養な飲み物と言えます。

フルーツジュース

例えば食物繊維を多く含むバナナを食べるとお通じが良くなる、ビタミンC豊富な野菜や果物を食べると肌がきれいになることがあるように、酵素ドリンクにも通常の食品と同じようなメリットが期待できます。

酵素ドリンクに期待できる効能と効果

では酵素ドリンクにはどんな効能が期待できるものなのでしょうか?それぞれの効能について詳しく見ていきましょう。

ダイエットの補助

酵素ドリンクを飲む多くの目的はダイエットではないでしょうか?
酵素ドリンクに含まれているビタミンやミネラル、アミノ酸、酵母などの栄養成分を補うことで代謝がアップするためです。
代謝が上がることで冷えが改善したという声も聞かれます。

その鍵を握るのは酵素ドリンクに含まれる酵素を生成する酵母や乳酸菌です。体内の酵素は年齢やストレスにより消耗して、体の機能や代謝も低下しがちになります。
そこに酵素ドリンクで酵素を補うことにより、代謝が高まって巡りの良い体を手に入れることができるのです。

ただし、酵素ドリンクを飲めば簡単に痩せられるという訳ではないので注意が必要です。運動や食事の見直しを行いつつも酵素ドリンクを取り入れていきましょう。

腸内環境の改善を促す

酵素ドリンクを飲むと腸内環境を整えることもできます。乳酸菌や酵母などの善玉菌は腸内で腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整える効果を持っているためです。腸は免疫にも関係するため、腸内環境が整うことで免疫力の低下を防ぐことにも繋がります。

栄養バランスの向上

酵素ドリンクはそもそも大量の野菜や果物などの植物原料を発酵させて作られたもの。その発酵過程でビタミンなどの栄養素が増えたり、アミノ酸が生成されるなど栄養価が高まります。酵素ドリンクを飲むだけで栄養素の不足を補うことができるので、忙しい現代人、働く女性にも適した飲み物です。

美肌効果

発酵食品を食べると腸内環境が整い不要な老廃物を溜め込みにくくなるのと同様に、酵素ドリンクにも美肌効果があります。

有用菌のみならずビタミンやミネラルなどの肌の健康に必要な栄養素をたっぷり摂取できるので、肌の生まれ変わりを促す効果も期待できます。
紫外線やストレスによるダメージを防ぐ抗酸化作用をもつ「フィトケミカル」も豊富に含まれています。

効果的な酵素ドリンクの取り入れ方

多くのメリットを発揮してくれる酵素ドリンクですが単に飲んでいるだけでは効果が半減してしまいます。
次に紹介するポイントを押さえて酵素ドリンクを活用していきましょう。

ファスティングに取り入れる

酵素ドリンクの効果を最も実感しやすいのは、何と言ってもファスティングです。
ファスティングとは一定期間だけ固形物を一切摂取しないで消化器官を休ませる方法です。断食とも言われ、最近ではその健康効果が医学的にも注目されています。

酵素ドリンクを活用したファスティングでは、ファスティング中も消化器官に負担をかけることなく栄養素を補いながら無理なく断食ができます。
胃腸がリセットされ、ファスティング後には体が軽くなるのを感じられるでしょう。

ファスティングの方法

方法はシンプルで食事の代わりに酵素ドリンクを飲むだけです。
週末だけのプチ断食でも良いですし、前後2日ずつの準備回復期を設けて3日間断食をする1週間断食などの方法があります。

夕食だけの置き換えでも半日の断食をしたことになり、消化器官を休ませることができるので初心者におすすめです。

食生活や生活習慣にも気をつける

酵素ドリンクを飲めば栄養バランスは整いやすくなりますが、一方で食生活が乱れていたり運動不足、睡眠不足などの不規則な生活を送っていると効果は薄れてしまいます。
酵素ドリンクを取り入れるのと同時にバランスの良い食事を心がけ、適度な運動、十分な睡眠も心がけましょう。

睡眠

また、加工度の高い食品、添加物の多い食品、タバコやお酒などの嗜好品の摂取にも気をつけたいところです。
なるべくナチュラルなものを選び、体をサビつかせてしまうような習慣は見直していきましょう。

酵素ドリンクの正しい選び方

酵素ドリンクの効能・効果を期待する場合、どの酵素ドリンクを選んでも良いわけではありません。
大事なのはしっかりと酵素栄養学に基づいて考えて作られた酵素ドリンクであるかどうかです。
次のポイントを確認して、高品質な酵素ドリンクを選ぶようにしましょう。

酵母や乳酸菌で自然発酵させている

発行醸造

酵素ドリンクの中には自然発酵によらず、発酵促進剤を使ったものがあります。大量生産でき価格も抑えられる一方で、自然発酵と比べて栄養価が少なく、生きた酵母や乳酸菌などの有用菌も減ってしまうデメリットがあります。

自然発酵のタイプは時間も手間もかかるため価格が高めになりがちですが、折角飲むのであれば自然発酵で作られた酵素ドリンクを選ぶことをおすすめします。

水やオリゴ糖などで希釈していない

折角飲むのであれば、なるべく高濃度に酵素原液を使用しているタイプを選びたいものです。
しかし、製造する段階でコストを削減するために水やオリゴ糖などで希釈されている場合があります。

酵素ドリンクを選ぶときにはラベルで水やオリゴ糖液、ブドウ糖液糖などで希釈されていないか確認しましょう。

添加物を極力使用していない

酵素ドリンクの中には残念ながら大量に添加物を使用している商品もあります。発酵促進剤や水などを混ぜて作った酵素ドリンクは保存性を高めるための添加物が必要だからです。

健康のために飲むのであればなるべく体に余計なものは入れたくないところ。なるべく添加物が少ない商品を選びましょう。

白砂糖などの精製糖や人工甘味料を使用していない

酵素ドリンクを作るとき、発酵させた原料から酵素原液を抽出する段階で糖を利用します。
しかし、白糖、ショ糖などの精製度の高い砂糖は極力摂るのを控えたいものです。

白糖は血糖値を急激に上げ下げして空腹感を感じやすくさせるのでダイエット中には向きません。

きび砂糖

さらに避けたいのはアスパルテーム、スクラロース、エリスリトールなどの人工甘味料です。
体に優しい酵素ドリンクを求めるならば、なるべく未精製のきび粗糖や黒糖を用いたものを選ぶようにしましょう。

美容と健康のため酵素ドリンクを上手に使おう

酵素ドリンクは多くの種類が市販されていて、ドラッグストアから通販まで色々な場所で購入できます。
しかし、その中には本当の酵素ドリンクとは言い難いような商品があることも事実です。

さまざまな効能が期待できる酵素ドリンク。
身体のために飲むならば、その品質にもこだわって選ぶようにしましょう。
毎日の食生活の補助やファスティングなどにぜひ活用して健康と美容を手に入れてください。

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